モーダルシフトとは、環境負荷の低い輸送手段に転換することをいいます。
例えば、国内貨物輸送について、一部のルートをCO2の排出量の多い幹線貨物輸送から地球に優しく、大量輸送が可能な船舶または鉄道に転換することをいいます。
現在の貨物輸送はトラックが主流となっていますが、CO2の排出量による環境問題や交通渋滞問題、さらには少子高齢化による労働力不足の問題など、物流面において効率化を図ることが急務となっています。
モーダルシフトは、地球温暖化対策として非常に有効であるといわれています。
モーダルシフトを促進することで、年間従業員1人当たり、鉄道はトラックの約8.5倍、船舶に至ってはトラックの約16倍の輸送量(トン)が実現可能になります。また自動車の交通量を減少させることが可能となり、交通渋滞や交通事故、人口の減少による労働力不足といった様々な社会問題の緩和にも有効といえます。